軸と軸受(ベアリング)

軸と軸受(ベアリング)

「軸」は、動力を伝達したり回転体を支えるための機械要素です。軸には、モーターやエンジンの力を歯車や車輪に伝える「回転軸」と、歯車や車輪などを支える「固定軸」があります。一般に軸受(ベアリング)やキーやピンといった機械要素と組み合わせて使うため、軸には規格によって決められたサイズがあります。

「軸受(ベアリング)」は、回転する部品を正しい位置で支えるための部品です。回転する部品との摩擦を軽減する機能もあり、動力の損失を防ぎます。軸受には、軸と軸受が直接接触する「滑り軸受」と、玉やころを介して軸を支える「転がり軸受」があります。

軸と軸受が正しく動作するには、さらに多くの機械要素が必要です。たとえば、軸と軸の接続には「軸継手(カップリング)」や「キー」「ピン」、軸継手を安定させるためには「フランジ」が必要です。軸受を正常に機能させるにはグリスや潤滑油による潤滑が、長期間にわたって使い続ける場合には、各機械要素の寿命の予測も欠かせません

ここでは、軸と軸受を中心に、その周辺の機械要素や技術について説明します。

イチから学ぶ機械要素 トップへ戻る