金属業界
銅箔表面にゴミが付着する
金属業界における静電気トラブルと、除電器による改善事例をご紹介します。
改善事例
近年、銅箔はリチウムイオン電池や携帯電話向けプリント配線板用途などで品質要求が上がっているため、洗浄効果の向上が求められています。クリーナーで銅箔表面の切削油や切削屑を取り除く際に、静電気を除去すると洗浄効果が上がります。
これまでの対策
樹脂ブラシ
- 静電気は除去できず、逆に帯電を強め、二次付着が起きる
- 接触し、表面に傷をつける
除電器(イオナイザ)による対策
超音波クリーナーと除電器を組み合わせることにより、非接触のまま除電と洗浄を行なうことができ、洗浄効果が上がります。
改善・効果
現場の声
異物不良による廃棄コスト削減額
半期あたり 90万円×2=180万円/年
上記に加えて、薄膜化が進み従来の接触式では洗浄ができないシチュエーションが増えてくるため、是非とも改善したい内容でした。