バーコードの種類

世界には、100種類ほどのバーコードの種類があるといわれていますが、その中から、代表的なバーコード5種類を紹介します。

JAN/EAN/UPC

読み方 ジャン/イアン/ユーピーシー
シンボル ジャン/イアン/ユーピーシー
文字の種類
  • 数字(0 ~ 9)のみ
特徴
  • 流通コードとして、JISにより規格化されている。JANは国内のみの呼称で、国際的にはEANと呼び、アメリカ、カナダにおけるUPCと互換性のある国際的な共通商品コードです。
表現できる桁数 13桁または8桁
バー構成の特徴
  • バーのサイズは4種類
  • スタート/ストップキャラクタはない
  • 2本のバー、2本のスペースで1文字を表す。
使用実績例
  • 世界共通コード
  • 生活用品のほぼ全てにマーキングされている
  • 書籍、雑誌業界
  • 家電業界
  • アパレル業界

ITF

読み方 アイティーエフ
シンボル アイティーエフ
文字の種類
  • 数字(0 ~ 9)のみ
特徴
  • 同じ桁数ならば他のコードに比べ、バーコードの大きさを小さくできる。
表現できる桁数 偶数桁のみ
バー構成の特徴
  • バーのサイズは2種類
  • スタート/ストップキャラクタはない
  • 5本のバー(または5本のスペース)で1文字を表す。
使用実績例
  • 物流商品用コードとして、ITFとは別にJIS化されている。

CODE39

読み方 コード39
シンボル コード39
文字の種類
  • 数字(0 ~ 9)
  • アルファベット大文字
  • 記号(-,.,スペース,$,/,+,%)
  • スタート/ストップキャラクタ
    (*:アスタリスク)
特徴
  • アルファベットや記号が扱えるため、品番などを表現できる。
表現できる桁数 自由
バー構成の特徴
  • バーのサイズは2種類
  • スタート/ストップキャラクタは*
  • 5本のバー、4本のスペースで1文字を表す。
使用実績例
  • 工業用バーコードとして多く使われている。
  • 米国自動車工業会(AIAG)
  • 電子情報技術産業協会(JEITA)

NW-7(CODABAR)

読み方 エヌダブリュー7(コーダバー)
シンボル エヌダブリュー7(コーダバー)
文字の種類
  • 数字(0 ~ 9)のみ
  • 記号(-,$,/,.,+)
  • スタート/ストップキャラクタ(a ~ d)
特徴
  • いくつかのアルファベット、いくつかの記号が表現できる。
表現できる桁数 自由
バー構成の特徴
  • バーのサイズは2種類
  • スタート/ストップキャラクタはa~d
  • 4本のバー、3本のスペースで1文字を表す。
使用実績例
  • 血液銀行
  • 宅配便の伝票
  • DPE
  • 図書館の貸し出し管理

CODE128

読み方 コード128
シンボル コード128
文字の種類
  • アスキーコード全文字
    数字(0 ~ 9)
    アルファベット
    大文字/小文字
    記号
    制御文字
    ([CR][STX]など)
特徴
  • あらゆる種類の文字が扱える。
  • 数字のみで表すなら、もっともサイズが小さくなる。(ただし12桁以上)
表現できる桁数 自由
バー構成の特徴
  • バーのサイズは4種類
  • スタート/ストップキャラクタが3種類あり、その種類により、表せる文字種類が異なる。
  • 3本のバー、3本のスペースで1文字を表す。
使用実績例
  • GS1-128として、各業界で利用され始めている。
  • 日本チェーンストア協会
  • 冷凍、チルド食品業界
  • 医療業界

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