接触プローブによる寸法精度確認(厳しい公差にも対応)と、光学スキャンによる曲面の全体把握を、1台で実現。
目的に応じて最適な測定手法を使い分けられます。
前機種(WM-3500)では、自由曲面と複雑形状への対応に限界があった。
WM-6000は、2024年11月から運用を開始しました。それ以前は純粋な接触式の前機種WM-3500を使用していましたが、品質保証における精度・柔軟性・プロセス安全性への要求が高まるにつれ、アップグレードが必要になりました。
特に以下の課題への対応が求められていました。
・自由曲面と複雑形状の確実な測定
・精度を保ちながら検査プロセスを高速化
・社内品質保証のための文書記録の強化
・製造現場と顧客先で機動的な対応
クレームゼロ、検査時間の大幅短縮、全測定の完全文書化を実現。
接触×スキャンの2in1測定
ワンボタンで測定レポートを生成
自動生成される詳細な測定レポートは、社内品質管理の記録であると同時に、顧客への品質証拠としても活用できます。
CADとのリアルタイム照合でその場での判断が可能に
CADソフトウェアが形状偏差を色分けして自動表示。
偏差をリアルタイムで把握し、製造現場で即座に対処できます。
大型・重量部品の移動が不要に
これまで測定のたびに必要だった大型部品の運搬が不要になり、大きな時間節約を実現しました。
現場に持ち込んで使えるコンパクト設計も評価されています。
「接触の精度と、大面積の3DスキャンをCADデータと直接照合できる組み合わせにより、安全性と速度が全く新しい次元に到達しました。」(Stefan Thiele 品質管理マネージャー)
4つの活用シーン
溶接前の仮付け部品をリアルタイムで確認
本溶接の前に、仮付けした部品がCAD図面と合致しているかを確認します。
早期に偏差を発見・修正することで、高コストな手直しや不良品発生を未然に防いでいます。
組付けと機械部品の最終検査
目標値との最終照合を数分で完了。
形状精度が正確に保たれ、要求品質基準を満たしていることを確認してから出荷します。
製材所での現場保守・修理対応
Pollmeierのアフターサービス業務にも活用。
交換部品の比較確認や、既存設備の調整作業を顧客先で直接行えます。
入荷検査と将来のリバースエンジニアリングへ
購入部品の寸法偏差を入荷時点で検出し、工程の安全性を高めます。
また、既存形状のデジタル化やCADモデル化を通じたリバースエンジニアリングへの展開も視野に入れています。
「WM-6000は、単なる測定システムではありません。私たちの品質への約束そのものです。」(Stefan Thiele 品質管理マネージャー)
Pollmeier Maschinenbau GmbHさまは、ドイツ・メシェデを拠点とする木材機械メーカーです。
Pollmeierグループ傘下で、製材所や木材加工業者向けのカスタム機械を設計・製造しています。
精密バンドソーの製造を中心に、約70名が高品質な機械の設計・組み立てに携わっています。
顧客の要求に正確に応える「最高品質」が、創業以来一貫した使命です。
- この事例に記述した数字・内容は事例取材当時に発表されていた事実に基づきます。