姿勢公差
姿勢公差とは、ある基準に対してその形体のあるべき姿勢を決定する公差です。姿勢公差の指定には必ずデータムが必要なので、データムに関連した形体、つまり関連形体の幾何公差になります。
平行度
平面度と似ていますが、平行度にはデータム(基準となる平面、直線)が存在します。
平行度は「2つの直線または平面が平行であること」を指定します。
- 図面の解釈
- 指示線の矢で示す面は、データム平面Aに平行で、かつ指示線の矢の方向に0.05mmだけ離れた2つの平面の間になければならない。
直角度
データム(基準となる平面、直線)に対して「どのくらい正確に直角であるか」を指定します。
直角度で指定する数値は角度ではなく単位はmmです。
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- 直角
- 図面の解釈
- 指示線の矢で示す平面は、データム平面Aに垂直な0.03mm離れた2つの平行面内になければならない。
傾斜度
指定する直線や平面が90°以外であり、「データム(基準となる平面、直線)に対して正確に傾斜しているか」を指定します。
傾斜度で指定する数値は角度ではなく単位はmmです。
- 図面の解釈
- 指示線の矢で示す面は、データム平面Aに対して理論的に正確に45°傾斜し、指示線の矢の方向に0.3mmだけ離れた2つの平行な平面の間になければならない。