筐体の種類

スマートフォンのような手のひらに収まるものから巨大な飛行機まで、筐体と言っても多岐にわたります。その形状や素材もばらばらです。こちらでは、材料と加工方法から筐体を3つに分類し、それぞれの特徴をご説明します。

筐体とは

筐体とは、機械を収める箱を指します。身近なところではスマートフォンやパソコンのケース、大きなものでは自動車や飛行機の外板など、幅広い意味で使われます。英語では、「ケース(Case)」「ハウジング(Housing)」「エンクロージャー(Enclosure)」とも呼ばれます。筐体の種類というと膨大になりますが、こちらでは、筐体の材料および成形方法から「板金筐体」「ダイカスト筐体」「樹脂筐体」の3つに分類して解説します。

筐体とは
機械が中に入っている箱は大小や形状に関わらずすべて“筐体”です!

板金筐体

板金筐体を使ったレーザマーカMD-Xシリーズのコントローラ
板金筐体を使ったレーザマーカMD-Xシリーズのコントローラ
板金筐体は、鉄やアルミなどの金属の板を使った筐体です。金属の板材から部品を切り出し、曲げ加工や溶接加工で箱状に組み立てます。板金筐体で使われる材料や加工方法については以下のページをご覧ください。

ダイカスト筐体

ダイカスト筐体を使った産業用インクジェットプリンタMKシリーズのヘッド
ダイカスト筐体を使った産業用インクジェットプリンタMKシリーズのヘッド
板金筐体と同様に金属を使った筐体です。板金筐体は、切り出した板材を曲げたり、溶接したりすることで成形しますが、ダイカスト筐体は複雑な形状の筐体を量産する場合に使います。ダイカスト筐体は、量産性に優れていることが特長です。ダイカスト筐体で使われる材料については、以下のページをご覧ください。

樹脂筐体

樹脂筐体を使った流量センサFD-Xシリーズのヘッド
樹脂筐体を使った流量センサFD-Xシリーズのヘッド
いわゆるプラスチック(合成樹脂)製の筐体です。ABSやPPなどさまざまな樹脂が使用され、一般的に「射出成形」という方法で成形します。射出成形は、加熱したABSやPPなどの樹脂を金型に流し込み、冷やし固めることで複雑な形状の筐体を量産できます。樹脂筐体の特徴は、量産性に優れ、板金筐体やダイカスト筐体に比べて軽量なことです。樹脂筐体に使われる材料や加工方法については以下のページをご覧ください。

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