液体の管理が必要な装置(冷却水・洗浄水)

射出成型機の金型冷却管理

射出成型機の金型冷却管理
射出成型機

射出成型機は、金型の冷却が適切でないとバリ(成形品の形状から樹脂がはみ出ること)、ショートショット(樹脂が行きわたらずに欠けること)、ウェルドライン(成型品の表面にスジができること)、ひけ(成型品の表面にくぼみができること)などが発生します。そのようなトラブルを未然に防ぐには、流量計・流量センサによる金型冷却管理が有効です。

例えば、ホッパーゲートの冷却最適化、金型の冷却管理を行うことで品質の安定、金型の破損を防いで超寿命化などの効果が見込めます。常に循環する冷却水の流量管理では、詰まりや汚れに強い電磁式コリオリ式の流量計・流量センサが最適です。またキーエンスでは、配管を切断せずに外側から流量が検出できる超音波式のクランプオン式流量センサFD-Qシリーズもご用意しています。

ダイカストマシンの冷却水・離型剤の流量管理

ダイカストマシンの冷却水・離型剤の流量管理
ダイカストマシン

ダイカストマシンには、「作動油の冷却水」「鍛造金型の冷却水」「ブランジャチップの冷却水」「離型剤」など、さまざまな液体が利用されています。これら各種冷却水の流量が変化し、冷却不足になると成型品のひけ・焼きつき・巣の原因になります。また、金型と溶融合金の溶着を防ぐ離型剤の塗布量が少なくなると焼きつき・金型破損、多すぎると乾燥に時間がかかってタクト低下を招きます。そこで冷却水および離型剤の流量管理が欠かせません。常に循環する冷却水の管理では、汚れの詰まりによるトラブルが少ない完全貫通構造、離型剤では高速応答に対応した流量計・流量センサが最適です。

研削盤・切削機のクーラントの流量管理

研削盤・切削機のクーラントの流量管理
研削盤

研削盤・切削機では、ワークや工作機械を冷却するためにクーラント(冷却水)を使用します。このクーラントの流量が低下すると、ワークだけではなく刃物の破損(潤滑作用低下)につながり、研削焼けやビビリの原因になるので流量管理が必要です。研削盤・切削機の場合、切り粉が発生するので詰まりや汚れに強い流量計・流量センサが最適です。

スパッタリングの冷却水の流量管理

スパッタリングの冷却水の流量管理
スパッタリング

スパッタリングのカソードやターゲットのまわりが冷却不足になると、装置の破損やスパッタの品質低下を招きます。具体的には、カソードの温度管理や適切でないと交換寿命を縮めたたり、極端な温度上昇は装置の寿命低下の要因になります。また、カソードの温度が下がりすぎると本来のスパッタ効果ができず、品質低下につながる恐れもあります。キーエンスでは、スパッタリングに対して、電磁式カルマン渦式コリオリ式などメンテナンス性に優れた流量計・流量センサをおすすめしています。より手軽に流量管理を行いたい場合は、配管工事不要の超音波式クランプオン流量センサFD-Qシリーズもございます。

スポット溶接機の冷却水の流量管理

スポット溶接機の冷却水の流量管理
スポット溶接機

スポット溶接では、チップ(電極)の冷却が不十分だとチップ抜けや溶接不良が発生します。チップ抜けが発生すれば復旧に手間がかかりますし、溶接不良が発生すれば検品の手間が増えます。その結果として生産性低下やコスト増大につながります。また、スポット溶接機の温度が上昇すると、トランスが焼き付いて交換になる可能性もあるので注意が必要です。キーエンスでは、スポット溶接機のクーラントの流量管理向けに、メンテナンス性に優れた電磁式流量計・流量センサをおすすめしています。

焼成炉・アニール炉の洗浄水の流量管理

焼成炉・アニール炉の洗浄水の流量管理
焼成炉

食器やセラミック、リチウムイオン電池やソーラー電池などの生産には欠かせない焼成炉、再結晶化や界面改質などを行う焼鈍(アニール)工程を行うアニール炉は、炉内の温度のばらつきが品質不良に直結します。そこで冷却水の流量管理を行い、炉内を一定に保つ必要があります。常に循環して汚れが発生しやすい冷却水の流量管理には、メンテナンス性に優れた電磁式カルマン渦式コリオリ式の流量計・流量センサがおすすめです。内部に稼動部がなく、配管の外側から流量管理ができるタイプのある超音波式流量計・流量センサも最適でしょう。

ベベリング装置の洗浄水の流量管理

ベベリング装置の洗浄水の流量管理
ベベリング装置

ガラスやウエハの端面を幅広く滑らかに削り・磨く「面取り(ベベリング)」では、洗浄水の流量管理が非常に重要です。洗浄水が多すぎると加工精度が落ち、少なすぎるとガラス(ウエハ)が焼き付いて割れてしまうことがあります。通常、ベベリングでは洗浄水の供給側と排出側で流量管理を行うことが多くなっています。流量計・流量センサの選定では、排出側はガラス洗浄の際にカレットが混ざるため、管内に障害物のない電磁式や配管を切らないクランプオン式が最適です。

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