目的1 品質管理

流量管理による解析の重要度の高まり

流量管理を行う主な目的として、「品質管理」「装置保護」「省エネルギー化(コストダウン)」という3つが挙げられます。こちらでは、3つの目的のうち「品質管理」に絞り、流量計・流量センサの活用方法やプロセスにおける課題解決手段をご紹介します。

品質管理に重点をおいた流量管理へ

プロセス管理と流量でもご説明しましたが、製品が完成するまでのプロセスでは、さまざまな流体が利用されています。これらを監視し、適切に管理・解析することで製品品質を高めたり、安定させたりすることが流量管理の第一の目的です。

従来の流量管理は、適切な流量が確保されているか監視し、異常発生時に警報を出力する程度でしたが、ファクトリー・オートメーション(FA)が進んだ近年のプロセスにおいては、より緻密な流量管理が求められるようになっています。トラブル回避を目的とした流量管理から、品質管理を目的とした流量管理に目的がシフトしていると言えるでしょう。

流量管理における悩み

流量計・流量センサを使って品質管理を行う際に、このようなお悩みはありませんか?

  • 警報出力だけではなく、解析用の出力データを取得したい
  • 流量計で吐出量や噴霧量までコントロールしたい
  • 瞬時流量と積算流量を1台の流量計で計測し、流量の「見える化」をしたい
  • 周囲の温度や圧力の影響を受けない、質量流量を直接計測したい
  • 流量と同時に流体温度も計測して、相関性も把握したい

品質管理の精度を高める改善提案

流量計・流量センサを活用した品質管理として、キーエンスでは以下のようなご提案をしています。こちらはあくまで一例ですので、もしご興味がありましたらお気軽にご相談ください。

「異常の警報出力」と「診断・解析用データの出力」を1台の流量計で行いたい

キーエンスの流量計・流量センサ全シリーズはアナログ出力標準装備
警報出力に加え、診断・解析用データの出力も可能です

「異常の警報出力」と「診断・解析用データの出力」を1台の流量計で行いたい

キーエンスの流量計・流量センサは、警報出力に加えてアナログ出力に対応。1台で2系統の出力が可能で、警報出力と診断・解析用データ出力をカバーします。フリーレンジアナログ機能を使えば、必要な範囲の下限値と上限値に応じて4〜20 mA(機種によって0~20 mAに切替可)で出力できます。さらにNPN/PNP切替えが可能な制御出力で、さまざまなデータをPLCやパソコンと通信できます。
クランプオン式流量センサのFD-QシリーズFD-RシリーズはIO-Link通信にも対応していますので、制御信号だけでなく、瞬時流量や使用量、配管表面温度などのデータも出力します。予知保全や常時監視に活用することができます。

吐出量や噴霧量の管理を行いたい

0.1 mLの微少流量測定に対応
精度が要求される吐出量や噴霧量の管理も可能です

吐出量や噴霧量の管理を行いたい

クランプオン式流量センサFD-Xシリーズは、離型剤の塗布量管理や殺菌用アルコールの吐出量管理、フラックスの塗布量管理のような微少流量の測定に対応。高精度な吐出量・噴霧量の管理に最適です。0.1mLの微少な吐出量の測定が可能で、油などの非伝導性流体にも対応。応答時間50 msと高速流量に対応し、クランプオン式なので非接液といったメリットもあります。

気体の瞬時流量と積算流量を1台で確認したい

空気や窒素、アルゴンガスの瞬間流量と積算流量を
FD-V40シリーズなら1台で確認できます

「異常の警報出力」と「診断・解析用データの出力」を1台の流量計で行いたい

キーエンスのFD-V40シリーズなら「今毎分何Lのガスを使用したのか?」「累計で何Lのガスを使用したのか?」という瞬時流量と積算流量を1台で確認できます。食品パックの窒素充填のほか、溶接時のアルゴンガス使用量などの確認に最適で、気体の使用量の見える化に効果的です。また、質量流量タイプのセンサであれば、温度や圧力の影響を受けずに正確な流量計測ができるので気体に最適です。

流量以外の物理量も計測したい

温度センサを追加できるモデルや
1台で流量・温度・密度の検出ができるモデルもあります

「異常の警報出力」と「診断・解析用データの出力」を1台の流量計で行いたい

FD-Mシリーズは、温度センサ[FD-T1]を追加することで流量と流体温度の同時計測が可能です。冷却水の場合、流量が確保できていても温度が上昇すれば、品質に影響が出る恐れがあります。しかし、流量+温度を同時監視すれば、異常を確実に検知できます。
コリオリ式センサFD-Sシリーズは、流量・温度・密度を1台で検出可能です。また、大口径対応のクランプオン式センサFD-Rシリーズは、流量と配管表面温度を同時に検出し、本体に直接記録できるので、記録用の機器を別途用意する必要がありません。

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