温度とは?
温度は物質が温かい、冷たいなどの状態を表す指標です。単位はケルビン(K)やセルシウス度(摂氏:°C)、ファーレンハイト度(華氏:°F)などです。
ここでは、温度と密接に関係する熱の発生メカニズムと単位について説明します。
温度と熱の違い
まずは、温度と熱の正体から押さえていきましょう。
あらゆる物質(分子)は振動などにより、エネルギーを持っています。「熱」とはエネルギーの形態の1つです。
では、「温度」と「熱」は何が違うのでしょうか?
「温度」は物質内の「熱」をはかるための尺度の1つで、熱エネルギーの状態を数値化したものです。
温度差がある物質の間では、熱エネルギーの移動が起こるため、高温な物質と低温な物質を接触させておくと等温になります。
温度の単位
温度にはさまざまな単位があります。日本の日常でよく使う°Cはセルシウス温度(摂氏)といいますが、他に、熱力学で主に使用する絶対温度K(ケルビン)、ファーレンハイト度°F(華氏)などがあります。この3つの温度の単位の比較は以下のとおりです。
ケルビン | セルシウス度 | ファーレンハイト度 | |
---|---|---|---|
絶対零度 |
0K |
-273.15°C |
-459.67°F |
ファーレンハイトの寒剤 |
255.37K |
-17.78°C |
0°F |
水の融点(標準状態) |
273.15K |
0°C |
32°F |
水の沸点(標準状態) |
373.15K |
100°C |
212°F |