合同会社DMM.com

合同会社DMM.com セールスソリューション本部 副事業部長 小澤 智則 氏、同本部 同事業部 大澤 光國 氏、 同事業部 ビジネスソリューション統括部 営業企画部 部長 藤原 悠斗 氏に、KIを導入した経緯とその効果について詳しく聞きました。

「データ分析を通じ、情報を全員に公開する『天日干し経営』が確立できました」

合同会社DMM.comについて

会員数5,146万人を誇る総合サービスサイト「DMM.com」を運営。1998年の創業以来、多岐にわたる事業を展開し、現在は60以上のサービスを運営。動画配信や電子書籍、アニメなどの多様なエンタメサービスに加え、3Dプリントや消防車・救急車の開発といったハードウェア分野、AIといった最先端のテクノロジーを取り入れた事業など、さまざまな事業を手掛けています。

創業 1999年
年商 3,870億円(連結)
従業員数 5,184名

※2025年2月時点

※この事例に記述した数字・事実はすべて、事例取材当時に発表されていた事実に基づきます。数字の一部は概数で記述しています。

活用状況・課題・効果

活用状況

  • パチンコ・パチスロのエンターテインメントアプリ『DMMぱちタウン』の営業分析でKIを活用
  • 部長会議では毎回必ずKIを使うことにルール決め
  • 売上げ、粗利、商品、顧客、営業担当者などさまざまな軸、角度で状況を観察し、気づきを得る

導入前の課題

  • 管理職による営業状況の把握レベルに、改善余地があった
  • 商品の状況、顧客の離脱状況など、自社の営業の基本構造が明確に認識されていなかった

KI導入後の変化

  • 部長間で営業の現状を共有するための時間が、劇的に短縮
  • 営業現場の分析への要望を、速やかにシステムへ反映し営業へ還元
  • 情報を全員に公開する、「天日干し経営」を確立

「ぱちタウン」の営業管理でKIを活用

DMM.comではKIをどのように活用していますか?

KIは、パチンコ・パチスロを楽しむための総合エンター テインメントアプリ『DMMぱちタウン 』の営業分析で活用しています。この事業の顧客は主にパチンコホール約6000店、アプリのユーザーはパチンコを楽しむ一般顧客となります。

従来は管理職が営業状況を十分に把握できていないという課題がありました。毎月、営業会議をおこない、そこではエリアマネージャーからのデータを集計し、1枚のレポート作ったりしていましたが、精度の点で十分といえませんでした。

会議では予算の到達・未達、対前年・前月同期比、その原因、顧客状況の変化などを探ろうとしますが、因果が不明のままでは、十分な仮説を立てることもできず、実効性のある結論がなかなか出せませんでした。

どの顧客がどの商品でどれほどの割合を占めているのか、売上げが上下する要因、顧客の離脱状況など、自社の営業の基本構造が明確に認識されていませんでした。自分たちの売上げが何によって作られているのか、その売上げ、利益の構造の把握が不十分な状態。ここを脱するためにも事実、状況、そしてその背景にある課題を把握し、筋のいい仮説を立てて、そこから具体的な改善策を考え実行する、この一連の思考回路を確立したいと考えました。

こうした課題意識はかなり前から明確にあって、何か良いツールはないかと探していました。他のSFAツールなどもいくつか検討しましたが、当社の業態、商材と相性が悪く見送ってきました。そんなときKIのことを知り、「これはよい」と強い予感を感じ、導入に至りました。

KI導入の初年度は、まず部長がKIをよく使いこなし、全体の数字、自分の管轄地域の数字を正しく把握することから取り組みました。

要因ツリーで筋のいい仮説を立てる

具体的にどう活用をすすめていきましたか?

第一歩となったのが要因ツリー機能です。売上げが上下に揺れるとき、それはなぜなのか、その理由を要因ツリー機能で、 顧客ごと、商材ごと、都道府県ごと、小地域ごと、担当営業ごとに、さまざまな角度から深堀りします。これにより筋の いい仮説、筋のいい思考、施策立案が可能になります。 ここから次に、何らかの独自性が出せればよいのですが、まだ 守破離でいえば守。今は型に従い、固めていく段階です。現在の業績の分解、構造化を理論通りにすすめ、それを習慣 化させる。まずは部長から範を示していきます。 部長たちには、まずキーエンスのサポートサイトの動画を見てKIの使い 方の基礎を学ぶよう促しました。また部長会議では必ずKIを使うと決めました。

会議に参加する部長にはそれぞれ「この部分が気になるのでそこを掘り下げるよう」と事前に宿題を投げます。参加者は ダッシュボードを必ず見て、必要に応じ自力でデータを掘り下げ、会議の席で分析結果を発表するという進行です。 KI 導⼊事例 今も要因ツリー機能が、ほかに多数あるKI機能の中でも最もよく使っています。売上げ、粗利、商品、顧客、営業担当者 などさまざまな軸、角度で状況を観察し、気づきを得ていきます。

ある時期、特定商材の売上げが前年対比で大きく減少していたことがありました。最初は顧客単価の減少が原因に見えていたのが、要因ツリーで調べてみたところ最も影響度が大きい要因は、顧客数そのものの減少、それも特定エリアだけの著しい減少が原因でした。こういうことがものの数分でわかる。これが要因分析の力です。

営業の現況を短時間で把握。因果の「因」を可視化

KI導入後のどんな「変化」がありましたか?

まず部長間で営業の現況を共有するための時間が、劇的に短くなりました。だって、KIを見たらすぐ分かりますから。2時間の会議の中で、現状把握にかける時間は15分程度です。残りの1時間45分は意思決定のための議論に使えます。

以前は因果の果しかない状態で議論が続いていました。しかしKIを導入した今は、要因ツリー機能で因が見えるようになり、この原因を潰せば状況は変わるんだなと見通しがつけられるようになりました。仮説が立てば、それに基づき「行動の優先順位」がつけられます。優先順位があることで着実に行動できます。

数字がいい時には感覚的な判断だけでもなんとかなる。数字が厳しい時こそ、行動の優先順位、接触顧客の絞り込みが重要になります。

部長の仕事は、営業俯瞰し、構造問題を抽出した上で、課題を明確化すること、そしてマネージャーの役割は、それを掘り下げて具体的な行動に落としていくことです。ついに、そのあり方を実現していく段階に入りました。

データ分析への現場からの要望をすばやくKIに反映

KIへの評価をお聞かせください。

キーエンスのデータサイエンティストは、我々が何に困っているのか、そこからのヒアリングも含め、本当にしっかり対応いただいています。

契約後3か月で、すばやく分析を開始できたのもサポートあってのことです。あらゆる問題が短時間で的確に解決されていきます。おそらく、こういう顧客はこういう時こういう課題があって、それにはこう対処して、のように仮説が大量に準備されているのでしょう。

KIの利点として、社内に散在しているデータを整形し、1か所に集めてダッシュボード表示できることがあります。ただ、 KI 導⼊事例 これは実はBIでもできなくはない。

その上でKIの特長は何だろうと考えた時、やはり「現場の要望に対し、技術者を介さずに迅速に対応できること」が大きいですよね。何か変更したいとき技術者を介在させると、どうしても調整に時間がかかり、場合によっては後回しにされます。しかしKIではすべての変更を営業側だけでおこなえる。プログラミングなんていらないんですよね。これは大きいです。

「天日干し経営」そして守から破、離へ

皆さんにとってKIがどのような存在か、教えてください。

逆説的な話ですが、管理職の上の方は、今やKIを見る必要がありません。KIを使った報告だけで納得性が高いので、自分で掘り下げずにすむからです。KI、どういう存在なんでしょうね。なんか1年経ったら当たり前になっちゃいました。

「天日干し経営」という言葉がありますが、まさにそれ。ブラックボックスをなくして、情報を全員に公開して天日干しにする、これができるようになったのは本当に、大きいです。この「天日干し」のおかげで、現場に「健全な緊張感」が生まれます。数字は、嘘をつかないので。

ついに営業の基本的な思考回路が確立できたように思います。ここからは応用。守破離の破、そして離ですね。キーエンスには引き続きより良い技術、製品、提案、サポートなどを期待します。今後ともよろしくお願いします。

合同会社DMM.com

「データ分析を通じ、情報を全員に公開する『天日干し経営』が確立できました」

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