KIは情報システム部がテンプレートを用意し、それを各部門の担当者が、自身の業務にあわせてデータを取捨選択して活用しています。
テンプレートでは、各店舗の要望に沿う形で、来店顧客数、販売数、時間帯ごとの値引き状況などが把握できるようにしています。最近は天候のデータも取り入れ始めました。
KIは展示会を通じて知りました。その後、社長をはじめ経営陣も関心を示し、体験会でデモを見て導入に至りました。
従来は各店舗など現場からのデータ閲覧の要望に対して、自社開発のシステムを用いて応えていましたが、迅速性、柔軟性を考慮してKIに切り替えました。多店舗展開のスーパーという業態では、毎日、多種多様な商品を各店で大量販売するので、データの「量」は膨大になります。分析対象となるデータは、対前年比を把握するために、1年分に2か月を加えた直近14か月分を保管しており、これだけで5000万件程度のデータ量になります。この多量なデータを適切に処理するために、KIでデータを吸い上げる際は、KIのワークフロー上で前処理・加工する、あるいはインポート前に取り込むデータ自体の取捨選択をおこなっています。
ワイズマートでは、立地特性が近い複数の店舗をグループ化しており、店舗の従業員がグループごとに注力商品を企画します。それら注力商品の販売状況を、マトリックスや要因ツリー機能などを使い把握しています。
また、販売コンテストのような社内イベントもおこなっています。この時、各店の従業員が、自・他店舗の販売状況を知るためにKIのデータを見ています。ランキング順位が日次で把握できるのは、よりスピード感をもって対策を打つという観点で、非常に便利です。
KIは20~30名が定常的に使っており、おおむね社内に定着した感があります。データは店長のみならず、各店舗の売り場の担当者も見ています。「マトリックス機能を使って、ここをこう見て」のような会話も日常的にできます。
この他、恵方巻など催事商品のロス管理にも、KIによるデータ分析が活かされています。






