測定の基礎

測定とは

測定とは、対象物の大きさ、長さ、重さ、容量などを「はかる」こと。日本語表記では「測る」「図る」「計る」「量る」のように、目的に応じた用語が使い分けられています。

一般に「測定」は「計測」の中の行為の1つとして認識されていると言えます。

測定(measurement)
  • 測った結果を数値と記号を用いて示すこと。
  • 測るための道具を使用する。
計測(instrumentation)
  • 特定の目的を達成するために量を把握すること。
  • 測るための道具を使わない場合もある。

「測定=作業者が測定器を用いて測る行為」、「計測=技術者による目的達成の手段」と読み替えることもできます。
ここでは、機械部品の設計、製造、検査工程における「測定」を対象にご説明します。

測定と検査の違い

「測定」とは、道具を用いて測った結果を数値化すること。これに対して、「検査」は測定で得られた数値をある基準と比較して合格/不合格を判定することを意味します。
定規で長さを測ったとき、「少し長い、少し短い」のように数値から何らかの判断をすることがあります。これは、「定規を使用して得られた数値(測定)をもとに、目的とする長さに対して少し長い(または短い)という判定をおこなっている」と言い換えることができます。
明確な使い分けが必要とされているわけではありませんが、異なる定義をもった言葉として認識しておくと良いでしょう。

測り方の違い

対象物を測定する方法は、直接測定と間接測定に分けられます。

直接測定

測定対象物に測定器を接触させて、長さや高さを直接読み取るのが「直接測定」です。
測定した結果をそのまま知ることができる反面、測定する人の技量によっては誤差が生じる場合もあります。

A
対象物

間接測定

測定対象物とブロックゲージの高さの寸法差をダイヤルゲージなどで測定して、その高さを間接的に読み取るのが「間接測定」です。
何らかの基準を元に測定することから「比較測定」とも呼ばれます。

A
対象物
B
ゲージブロック

測り隊.com トップへ戻る