データロガー
PC親和性に優れ、コンパクトで使いやすいデータロガー。軽量・コンパクトでありながらバッテリー駆動、無線LAN通信が可能なスタンドアロン型、手軽に使用できるPC接続型の2タイプから用途に応じて選定頂けます。豊富な計測ユニットとの組み合わせや、ポータブル用途などさまざまな計測ニーズに応えます。
商品ラインナップ
生産終了品
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NR-X シリーズ
NR-Xシリーズは、“簡単操作・持ち運びのしやすさ・あらゆる計測シーンに対応”といったデータロガーに求められる機能を全て網羅した商品となります。クラス最小・最軽量の手のひらサイズでありながら、8種の計測ユニットに対応しており、最大576Chの多Ch計測も可能です。また従来、計測準備に最も時間がかかってた配線工数を、大幅に削減できる省配線システムにも対応。配線工数や配線ミス、断線時の復旧作業などを気にせずにご使用いただけます。もちろん、初めての方でも“かんたんに”操作できるよう、設定をサポートするヘルプ機能やひと目でわかるアイコンも採用しています。さらに、電源ユニットはAC・DC・バッテリーから選択でき、大容量リチウムイオンバッテリーで最長800分のデータ収集が可能。無線LANユニットも使用すれば計測する場所を選びません。
配線にかかる工数を大幅に削減
・配線工数・コストが大幅削減
詳しくは、カタログ(PDF)をダウンロードしてご覧ください。
・配線の取り回し、ナンバリング不要
・断線時の復旧が簡単・速い
・ノイズに強いマルチで最小・最軽量 1台8役マルチ入力
温度、電圧、電流、ひずみ、加速度(振動)、回転数など豊富な計測ユニットであらゆる計測シーンに対応可能です。
詳しくは、カタログ(PDF)をダウンロードしてご覧ください。
また、マルチ収集でありながらクラス最小・最軽量ボディの実現により、現場携行時、出張時もハンドキャリー可能です。 -
NR-500 シリーズ
PCにダイレクトに接続して使用するNR-500シリーズは、幅20.5mm・重量110gの“超小型・軽量”と“使いやすさ”を実現したマルチ入力データロガーです。クラス最小・最軽量で高い可搬性とデスクでも邪魔にならない設置性を誇りながらも、目的に合った計測ユニットと自由に組み合わせ、必要なチャンネル数で高速・高精度な計測が可能です。また、従来の一般的なデータロガーと異なり、PCとの親和性や設定・操作の簡易性を徹底的に追求。PCとの接続から収集設定、データ解析までの3ステップを簡単かつスピーディに実現し、データ収集前・収集中・収集後の作業効率を大幅に向上します。
「どこでも手軽に計測できる」データロガー。クラス最小・最軽量!
多チャンネル、高速・高精度計測という高い基本性能を持ちながら、クラス最高超小型・軽量化を実現。
手軽に持ち運べ、デスク上に置いてもスペースを取りません。1台7役!アナログ電圧/電流、温度、ひずみ、加速度、パルス、 CANの混在入力に対応
さまざまな評価・解析シーンに対応できる6つの高精度計測ユニットを用意。
各計測ユニットは自由自在に組み換えや混在使用が可能なほか、最大8台まで連結する多チャンネル入力にも対応。あらゆる測定ニーズにお応えします。
生産終了品
データロガーとは、一般にデータを保存するために用いる機器のことを指します。従来のデータロガーの多くは、保存したデータをコンピュータで読み取るための周辺機器であったため、設定・操作からデータ解析までの作業が煩雑でした。
しかし、最新のスタンドアロン型データロガーでは、保存したデータを本体でも解析することができます。また、スタンドアロン・PC接続ともに、目的に応じて各種計測ユニットや無線LANユニット、バッテリーユニットなどを組み合わせることができ、高い拡張性と計測精度、対応力を持ちます。加えて、設定・操作が簡単で、PCやソフトウェアとの高い親和性を持ち、計測後のデータ解析やレポート化を素早く快適にする機能を備えています。
データロガーのメリット1:小型・軽量で設定・操作が簡易
軽量・コンパクトな設計と、設定・操作の簡易さを実現し、どこでも手軽に計測を実現します。バッテリーユニットや無線LANユニットを活用することにより、さまざまな場所に持ち運んで計測することができます。
従来のデータロガーはサイズが大きく、可搬性や設置性に問題がありました。キーエンスのデータロガーNRシリーズは、多チャンネル・マルチ入力を高速・高分解能で計測できる高い性能を持ちながらも、小型・軽量化を実現しました。AC電源だけでなく大容量リチウムイオンバッテリーを搭載したバッテリーユニットを用いることができるため、モバイル計測も可能。また、無線LANユニットにより遠隔からの操作・設定も可能で、使用する場所を選びません。
数多くの計測現場を知るキーエンスでは、データロガーの使いやすさにもとことん追求しました。設定・操作の簡易化のほか、PCとの親和性も高くデータ収集後の作業もスムーズです。
データロガーのメリット2:さまざまな種類のデータを完全同期
さまざまな評価・解析シーンに対応する、8種類の高精度な計測ユニットをラインナップ。電圧や温度、歪や加速度、パルス、CANなど、混在するさまざまな種類のデータを完全同期して計測することができます。
従来は、入力する信号の物理量やシグナルの種類に応じて計測器を使い分けていました。複数台で個別に取得したデータを後に解析することは、非常に難易度が高く、習熟性はもちろん手間と時間を要しました。
キーエンスのデータロガーNRシリーズは、独自設計の計測バスを採用し、すべての計測ユニットを完全同期させてサンプリングします。たとえば、温度とひずみなど混在データの収集時でも信頼性の高いデータ収集が可能です。また、完全同期で収集したデータは計測後の解析の正確さや作業効率にも大きく関係します。
データロガーのメリット3:PCやソフトとの高い親和性でデータ解析を簡易化
従来のデータロガーは、PCとの連携や解析の煩雑さに課題がありました。キーエンスのデータロガーは、PCやソフトとの高い親和性を追求。設定・操作や取得したデータの解析まで、直感的な操作が可能です。
一般的なデータロガーの多くは、データ保存が主な目的であるため、パソコンやソフトウェアとの親和性やデータ解析の作業性への配慮はほとんどありませんでした。PCとの接続や設定・操作の煩雑さはもちろん、データ収集後の解析作業にも多く手間と時間を要することが課題でした。
キーエンスのデータロガーは、パソコンやソフトウェアとの高い親和性によって、他と一線を画す作業の簡易化や効率向上を実現しました。波形測定と同時にデータを変換し、Excelワークシートに直接データを書き込んだり、CSVを自動的に圧縮することで高速なデータ送信を実現したり、また、本体でもデータ解析が可能なほか専用の解析ソフトウェアでは、感覚的な操作で解析作業を大幅に効率化することができます。
データロガーの業界別導入事例
温度計測の事例「エアコンによる室温分布」
エアコン開発の能力評価では、室温分布を調べる必要があります。キーエンスのデータロガーNRシリーズは、最大576点の多チャンネルデータ収集に対応するため、詳細な温度分布データを取得可能です。また、熱電対の配線工数を大幅に短縮に繋がるリモートユニットも用意していますので、多チャンネル計測時も、セッティングの手間も最小限に抑えることができます。
他にも研究開発系用途と生産現場系用途に分け、電子デバイス・電気機器・金属鉄鋼・樹脂成形などの業界でよく利用されているシーンごとに事例を紹介しています。以下のボタンからぜひご覧ください。
ひずみ計測の事例「クラッチ耐久性試験・ひずみデータ解析」
自動車用クラッチの性能試験では、操作したときにクラッチ板にかかる圧力や応力(ひずみ)、温度を測定し、材料強度と照らし合わせて耐久性能を算出します。通常は実車試験後にオフラインでひずみなどを計測し、解析を行います。キーエンスのデータロガーNRシリーズであれば、ひずみのほか温度なども素早く計測可能です。また、レーザ変位計などを使用することで、非接触で対象の形状変化を高精度に計測することができます。
他にも研究開発系用途と生産現場系用途に分け、電子デバイス・電気機器・金属鉄鋼・樹脂成形などの業界でよく利用されているシーンごとに事例を紹介しています。以下のボタンからぜひご覧ください。
加速度・振動計測の事例「精密機器の物流試験」
トラックや船、飛行機や列車などで製品を輸送する際、製品は振動の影響を受けます。精密機器の場合、製品評価として輸送による振動の耐性試験を実施します。振動発生器で振幅・周波数・加速度を変えながら、擬似的に輸送の振動を加え、製品の振動を計測します。物流試験では、長時間輸送も考慮して1日以上振動を加え続け、動作不良が起きる振動レベルを特定し、不良発生要因を解析します。キーエンスのデータロガーNRシリーズは大容量CFカードに対応しているため、長時間の試験に対応可能です。
他にも電子デバイスや電気機器、自動車、金属・鉄鋼など、さまざまな業界で活用されている加速度・振動計測の事例を紹介しています。以下のボタンからぜひご覧ください。
アナログ(電流・電圧)計測の事例「車載試験時のデータ収集」
自動車の車載試験では、温度センサや圧力センサから出力されたアナログ信号を計測します。データロガーNRシリーズであれば、各種センサから出力された複数のアナログ信号を計測・記録可能です。また、計測ユニットを追加して吸気・排気温などの「温度」、走行時のボディの変形など「ひずみ」、ECUから出力される「CANデータ」などを1台で同時計測可能です。また、バッテリーユニットや無線LANユニットを用いれば、エンジンルームなどで長い配線やAC電源を引くことなく、遠隔操作が可能です。
他にも研究開発系用途と生産現場系用途に分け、自動車や金属・樹脂、電子デバイス、食品など、各業界の一般的なアナログ(電流・電圧)計測事例を紹介しています。以下のボタンからぜひご覧ください。
パルス・周波数計測の事例「冷却水の流量計測」
生産現場では冷却や研磨、切削などに水・油などの液体を使用します。液体の流量を知りたい場合は、一般的に配管に流量計を設置し、パルス信号から流量を計測します。データロガーNRシリーズは、パルス計測にも対応しているので、流量計のパルス信号から瞬間流量や積算流量を計測・収集でき、生産現場におけるトラブルを素早く発見することに役立ちます。
他にも研究開発系用途と生産現場系用途に分け、電子デバイス・電気機器・金属鉄鋼・樹脂成形などの業界でよく利用されているシーンごとに事例を紹介しています。以下のボタンからぜひご覧ください。
CANデータ計測の事例「ECU評価試験」
データロガーNRシリーズは、CANデータ収集ユニットを利用することで、手軽にECUからの各種信号を収集できます。多シグナル、複数系統バスのCANデータをアナログと完全同期で収集できることも特長の1つです。シンプルな設計で、プログラム作成も不要なので、これまで手間のかかっていたECU評価試験を大幅に効率化することができます。
他にもCANデータ収集ユニットを活用したCAN計測事例を紹介しています。以下のボタンからぜひご覧ください。
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Q.あらゆる熱電対、測温抵抗体に対応したデータロガー(計測器)はありませんか?
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A.熱電対や測温抵抗体は、計測する温度や求められる精度、特性によって使用する種類が変わります。また、データロガーによって、計測できる熱電対や測温抵抗体が変わるため、計測をする度に使用する熱電対や測温抵抗体がデータロガーに対応しているのか確認する必要があります。
キーエンスのデータロガー「NRシリーズ」は9種類の熱電対と3種類の測温抵抗体に対応しているので、都度仕様を確認することなく計測が可能です。 -
Q.ファイルを自動転送できるデータロガー(計測器)はありませんか?
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A.データロガーで収集したデータを分析するにあたり、データを本体のメモリや記録媒体から抜き出してくる事が一般的ですが、キーエンスのデータロガー「NRシリーズ」であれば、収集したデータを自動的にPCに保存するだけでなく、FTPクライアント機能を使用し、ファイルをサーバに自動転送できます。
また、SNTPクライアント機能も搭載していますので、本体の時刻をSNTPサーバ時刻に同期調整し、時刻合わせの手間なく正確なデータ時刻管理も可能です。 -
Q.多チャンネル計測ができるデータロガー(計測器)はありませんか?
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A.品質管理基準が厳しくなり、多くのチャンネル数を計測する機会が増えてきています。
多チャンネルのデータを取るために複数台のデータロガーを使用し、収集後にデータをExcel上で同期するということも珍しくありません。
キーエンスのデータロガー「NRシリーズ」は、最大576chまで完全同期サンプリングで収集することが可能です。 -
Q.温度・電圧・電流・歪み・加速度・パルス・CAN・センサデータを1台で計測できるデータロガー(計測器)はありませんか?
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A.キーエンスのデータロガー「NRシリーズ」はマルチ入力に対応しているので、さまざまなデータ収集を1台で実現することが可能です。これにより、データ収集後の加工作業が短縮され、データの同期性の保証も取れます。
たとえば、温度/電圧/加速度など複数項目のデータを取る場合や、サンプリング速度が速いデータを複数Ch取る場合など、同期計測が必要なシーンでのお困りごとを解消できます。
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回転数などパルス出力を計測できるデータロガーの選定方法を計測アプリケーションの例や計測のコツ、ポイントとともに詳しく解説。パルス計測をはじめられる方はもちろん、効率化を検討されている方におすすめの1冊。
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加速度を計測できるデータロガー(記録計)は多種多様です。どのように選定すればいいのか、使用する加速度センサの種類といった基礎からチャンネル数やサンプリング周期、異なる種類のデータとの同時計測まで、さまざまな角度から詳しく解説します。
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ひずみ計測が可能なデータロガー(記録計)はさまざまですが、どのように選択すればいいのかを詳しく解説する1冊。使用するひずみゲージに合った計測ユニットの選定から、チャンネル数やサンプリング周期、ひずみ以外の入力信号との同時計測など、さまざまな仕様やシーンからデータロガーの選択方法を説明します。
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計測したい電流の種類や必要なチャンネル数、サンプリング周期、電流以外の入力信号との同時計測など、電流計測におけるさまざまな条件やシーンにおいて、最適なデータロガーを選択するコツをまとめた1冊です。
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電圧計測を実施するにあたり、最適なデータロガーを選定するコツを伝授する1冊。計測する最大電圧やチャンネル数、精度とサンプリング周期、電圧以外の入力信号との同時計測など、さまざまなチェックポイントから選定する方法を詳しく説明します。
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温度計測において、最適なデータロガーの選定方法を詳しく解説する1冊です。想定される最大入力チャンネル数や最速サンプリング周期、最長記録時間などを基に、目的に合ったデータロガーのスペックの確認方法などを丁寧に説明します。