CHAPTER 1測定機の基礎知識

モノづくりにおける測定の重要性

言うまでもなく、正しい寸法測定は物づくりの原点です。材料の調達から加工、組立て、検品、出荷に至るまで、各工程で同一の基準で測定を行うことで、製品を設計通りに作ることができ、品質を保証することができます。
もし、だれか一人でも測定をおろそかにすると、品質を保つことができなくなります。それによって不良品が混入した場合、歩留まりの悪化につながる上、そのまま完成品として納入された場合、クレームの発生となります。つまり、物づくりのすべての過程において、組織全体のメンバーが正しい測定を行うことが欠かせません。
正しい測定の基本は、物づくりに携わる人々が測定に対する技術を持つことであり、その上で測定機を正しく管理、使用することにあります。これらは「計測管理」と呼ばれる取り組みであり、品質管理の土台となるものです。近年、計測管理は計測マネジメントシステム(ISO10012)として規格化されています。また、正しい測定を保証するため、計量トレーサビリティの取り組みが進んでいます。

全員で正しい測定=品質の担保
全員で正しい測定

このページのまとめQ&A

Q. なぜ正しい寸法測定は重要なのですか?

A. 各工程で同じ基準で測定することで、設計通りの製品を安定して作れ、品質を保証できるためです。

Q. 測定を怠るとどんな問題が発生しますか?

A. 不良混入による歩留まり低下や、完成品の不備によるクレーム発生など、品質と信頼性が大きく損なわれます。

Q. 正しい測定を支える要素は何ですか?

A. 作業者の測定技術と、測定機器を適切に管理・使用する取り組みが不可欠です。

Q. 計測管理とは何を指しますか?

A. 測定技術と機器管理を体系的に行い、正確な測定を維持する取り組みで、品質管理の基盤となります。

Q. 測定の信頼性をどう保証しますか?

A. 計測マネジメントシステム(ISO10012)や計量トレーサビリティにより、測定の正確さと再現性を確保します。

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