CHAPTER 3測定機の種類と特徴

輪郭形状測定機

概要

スタイラスと呼ばれる触針を用いて対象物の表面をなぞることで、その輪郭形状を測定、記録する装置です。表面粗さ計として使用可能なものもあります。CNC制御の機種では、角度や円弧の半径、段差、ネジのピッチといった測定が可能です。ねじ山の形状やミクロン台の薄膜など微小な形状の測定に向いています。
近年は触針の代わりにレーザーを用いて、非接触で輪郭をなぞることで複雑な形状の測定に対応した機種もあります。また、機種によっては上下両面の測定が可能なものもあります。
主に試作品の作成時に設計図通りの仕様かどうかを確認する用途で用いられます。また、リバースエンジニアリングとしての活用もあります。

構造と用途

輪郭形状測定機の構造と用途
A
駆動部
B
スタイラス
C
検出器
D
測定台

輪郭形状測定機の主な使い方

  1. 触針を本体に装着します。
  2. 位置決め、原点設定など取扱い手順通りに測定を行います。
  3. Y軸テーブルや回転テーブルなどの治具を用いることで、測定を自動化することができます。
  4. 計測データは、各種のCADデータに変換して利用することができます。

取扱いの注意点

  • 対象物の形状や測定の目的に合ったスタイラスを選ぶ必要があります。
  • 特にレーザー式の機種ではほこりのない環境での測定が求められます。
  • 高精度で正しく測定するためには、治具などを用いて測定機の上に正しく位置合わせを行なう必要があります。
  • 使用前の校正が必要です。校正は専用のキットを用いて行います。

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