工程内検査
- 工程内検査
- 測定機の条件出しを確実に
- 操作が簡単な機種
- 検査など管理がしっかり

生産の現場においては、工程内の全数保証を実現する上で正確な測定が重要です。
近年は携帯電子デバイスや輸送機の製造が増加する中、高精度な機械加工に対する要求が年々高まっています。製品によっては、従来よりも一桁高いオーダーが求められるようになっていて、検査態勢もそれに合わせたものが必要となっています。
工程内では、決められた仕様のもとで同一の品質のものを作る必要があります。そのため、検査では測定機器の条件出しを確実に行うとともに、製造ラインの稼働時に測定を正しく行うための環境を整えることが欠かせません。
使用される測定機器の例
- ノギス
- マイクロメータ
- ダイヤルゲージ
- ブロックゲージ
- 専用治具
測定機器を選ぶポイント
- 現場のオペレーターが正しく使いこなせるように、操作が簡単な機器が求められます。
- 検査に時間がかかると、その分、製造ラインの稼働に影響し生産性が下がることから、スピーディかつ正確に測定できる機器を選ぶことが重要です。
測定作業時の注意点
- 量産の現場では、あらかじめ専用の治具を製作することがあります。長期にわたって使用する場合、治具のすり減り、汚れなどによる誤差に注意する必要があります。定期的に検査を行うとともに、管理方法を決めておくことが欠かせません。
- ブロックゲージを使用する際、素手で触ることにより熱膨張や汚れの影響が出るため、手袋をはめて取り扱います。また、ブロックゲージはすぐに温度平衡状態にはならないため、温度慣らしが必要です。
- 工程内の測定データは、品質検査に用いるだけにとどまらず、統計データとして活用することで、測定値のばらつきを明らかにできるほか、その原因を探るきっかけとすることができます。
工程内検査の2つの時間問題
① タクトに入らない
1個あたりの検査時間が生産のリズムより長ければ、検査が工程のボトルネックになります。結果、抜き取り頻度を下げる・検査項目を減らすという「検査を薄める」方向の妥協が起きます。
② 仕掛かりが滞留する
検査を測定室や検査部門に依頼する運用では、工程間に検査待ちの仕掛かりがたまります。置き場を圧迫し、先入れ先出しが崩れ、不良が見つかったときにさかのぼる範囲も広がります。
どちらも検査の質を下げているのは、検査能力の不足ではなく検査の場所と速さです。
体制づくり:工程のそばで、その場で測る
- とにかく速さが必要な検査:画像寸法測定器「IM-Xシリーズ」が主力です。置いて押すだけ、3秒で最大1000箇所を一括測定。検査時間がタクトに入るため「検査を薄める」妥協が要らなくなり、全数検査という選択肢が現実になります。
- 三次元の測定(立体形状・幾何公差)が重要な部品:卓上型 自動三次元測定機「AM-1000シリーズ」。置いてボタンを押すだけで自動測定・OK/NG判定まで完了し、品種ごとのプログラム作成が不要なため、加工の合間に作業者自身が検査できます。
- 機上・大物:加工機からワークを降ろさずに確認するなら、ハンディプローブ三次元測定機「XMシリーズ」の機上測定が有効です。
共通するのは、検査部門への依頼をやめ、工程の中で検査が完結することです。
合否確認から「傾向管理」へ
本ページの注意点にある「統計データとしての活用」を実装まで進めると、工程内検査の価値は大きく変わります。
- 狙い値からのズレを見る:公差内でも、値が徐々に片側へ寄っていれば、工具摩耗や温度変化のサインです。公差を外れる前に工具交換・条件調整で先手が打てます。
- 変化点と紐づける:段取り替え・ロット切り替え・チョコ停後などの変化点と測定値を並べると、「何をすると値が動くのか」が見えてきます。
- 記録は自動で:IM-XシリーズやAM-1000シリーズのように測定値が自動保存される機器なら、傾向管理のためのデータ入力工数はゼロです。
「不良を見つける検査」から「不良を予防する検査」へ。工程内検査の本来の目的はここにあります。
タクトに入る検査・3秒で最大1000箇所
全自動 画像寸法測定器 IM-Xシリーズ

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三次元の測定が重要な部品なら
卓上型 自動三次元測定機 AM-1000シリーズ カタログ
このページのまとめQ&A
Q. 工程内検査が重要な理由は?
A. 同一品質を維持し全数保証を実現するため、正確で迅速な測定が欠かせないためです。
Q. 工程内でよく使用される測定機器は?
A. ノギス、マイクロメータ、ダイヤルゲージ、ブロックゲージ、専用治具などが使われます。
Q. 測定機器選定で重要なポイントは?
A. オペレーターが簡単に操作でき、スピーディかつ正確に測定できる機器を選ぶことです。
Q. 工程内測定で注意すべき点は?
A. 治具の摩耗や汚れ、ブロックゲージの温度影響を管理し、定期検査や温度慣らしを行うことです。
Q. 工程内測定データの活用方法は?
A. 品質検査だけでなく統計データとして分析し、ばらつきの原因調査や工程改善に役立てます。
Q. 検査時間がタクトに入らず、抜き取りを減らすか悩んでいます。
A. 検査を薄める前に、検査の速さを見直す余地があります。置いて押すだけのIM-Xシリーズなら多くの検査がタクト内に収まります。三次元の測定が必要な部品はAM-1000シリーズが受け持ちます。
Q. 傾向管理は何から始めればよいですか?
A. まず重要寸法1〜2点の測定値を時系列で貯めることからです。測定値が自動保存される機器なら転記なしで始められます。
Q. 工程内検査と初品検査はどう違いますか?
A. 初品検査は変化点直後の「量産開始判定」、工程内検査は量産中の「維持の確認」です。同じ機器・同じ判定基準で運用すると体制がシンプルになります。
キーエンスの画像寸法測定機
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IM-X1000 シリーズ
全自動 画像寸法測定器
対象物をステージに置き、ボタンを押すだけの簡単操作はそのままに、全自動画像寸法測定器IM-Xシリーズは、更に幅広い製品に対応可能となりました。500mmの超大型ステージが新登場し、従来の最大サイズモデルから面積比で3.3倍と大幅に拡大しました。また、図面を取り込み、測定プログラムを自動で作成する新機能により、図面を読み解きながら、苦労して設定プログラムを作成する必要も無くなりました。更に、ステージとヘッドを付け替え可能となり、最大繰り返し精度±0.1μmの高倍率ヘッドでより高精細に対象物を捉えることが出来るようになりました。測定ボタンを押すだけの簡単操作で、人による測定値のバラつきが生じることなく、測定工数を飛躍的に削減。速い・正確・簡単の実現で、測定業務の課題を解決します。




