CHAPTER 2測定を行う環境

物質の剛性

物体に外から力が加わった際、変形に抗する性質を「剛性」といいます。また、外からの力がなくなって、物体が元に戻ることを「弾性変形」と呼びます。そして、外からの力と弾性変形の比を「ヤング率」といいます。

材質とヤング率の例
材質 ヤング率 (×1010 N/m2)
アルミニウム 7.03
黄銅 10.06
ポリエチレン 0.04~0.13

ヤング率が低いほど、剛性が低く、変形しやすいことが分かります。たとえば、ヤング率の低い物体をマイクロメータで測定する場合、ねじを締めすぎると変形によって正確な測定ができない恐れがあります。

ヤング率が低い物体は締めすぎると変形する
ヤング率が低い物体は締めすぎると変形する
マイクロメータ

このページのまとめQ&A

Q. 剛性とは何ですか?

A. 外からの力に対して変形を防ぐ性質で、材質によって異なります。

Q. 弾性変形とは何ですか?

A. 外力で変形した物体が、力を取り除くと元に戻る現象です。

Q. ヤング率とは何を示しますか?

A. 外力と弾性変形の比で、剛性の指標となる値です。

Q. ヤング率が低い材質の特徴は?

A. 剛性が低く、変形しやすいため測定時に注意が必要です。

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